「ヒマラヤ杉に降る雪」
2002年5月3日『ヒマラヤ杉に降る雪』
[Snow Falling on Cedars]
1999年【米】 監督 :スコット・ヒックス
男優 :イーサン・ホーク
:マックス・フォン・シドー
女優 :工藤夕貴
音楽 :ジェームズ・ニュートン・ハワード
脚本 :スコット・ヒックス
撮影 :ロバート・リチャードソン
<ストーリー>
世界大戦によって、アメリカの小島に住む恋人、イシュマルと在米日本人のハツエは引き離され、ハツエは日本人収容所で日本人の男性と結婚する。
戦後。殺人の容疑でハツエの夫が逮捕され、状況証拠は彼に不利なものばかり・・・人種差別と偏見で、このまま有罪となってしまうのか。
かつての恋人の夫を救えるのは、かぎりなく物証に近い証拠を掴んだ記者のイシュマルだけ。だが、ハツエへの想いを絶ちきれない彼は苦悩る・・・・。
<感想>
ストーリーは凡庸な気がするのだが、なんといっても、映画全体の構成が素晴らしい。幼かった二人の淡い恋の回想シーンが、現在のシーンとかぶりながら進む。
イシュマルの心の中の映像だろうか・・・・。涙のように、雨が、波が、幼い2人を濡らす回想シーンは印象的だ。現在のシーンは、すべて雪、雪、雪。
『世の中は偶然が支配する。支配されないのは、人の心の中だけ。』
愛とは、相手の心を手に入れることだけではない。愛する人の幸せを願うことこそが愛だ。だが、『人間の執着心はそう簡単には克服できない。愛も、憎しみも、偏見も。』 その通りだ。だから人は苦しむ。
苦しくて、切なくて、かなりツラい映画だったが、セリフが極限まで少ないだけ
に、セリフの1つ1つが際立っていた。
[Snow Falling on Cedars]
1999年【米】 監督 :スコット・ヒックス
男優 :イーサン・ホーク
:マックス・フォン・シドー
女優 :工藤夕貴
音楽 :ジェームズ・ニュートン・ハワード
脚本 :スコット・ヒックス
撮影 :ロバート・リチャードソン
<ストーリー>
世界大戦によって、アメリカの小島に住む恋人、イシュマルと在米日本人のハツエは引き離され、ハツエは日本人収容所で日本人の男性と結婚する。
戦後。殺人の容疑でハツエの夫が逮捕され、状況証拠は彼に不利なものばかり・・・人種差別と偏見で、このまま有罪となってしまうのか。
かつての恋人の夫を救えるのは、かぎりなく物証に近い証拠を掴んだ記者のイシュマルだけ。だが、ハツエへの想いを絶ちきれない彼は苦悩る・・・・。
<感想>
ストーリーは凡庸な気がするのだが、なんといっても、映画全体の構成が素晴らしい。幼かった二人の淡い恋の回想シーンが、現在のシーンとかぶりながら進む。
イシュマルの心の中の映像だろうか・・・・。涙のように、雨が、波が、幼い2人を濡らす回想シーンは印象的だ。現在のシーンは、すべて雪、雪、雪。
『世の中は偶然が支配する。支配されないのは、人の心の中だけ。』
愛とは、相手の心を手に入れることだけではない。愛する人の幸せを願うことこそが愛だ。だが、『人間の執着心はそう簡単には克服できない。愛も、憎しみも、偏見も。』 その通りだ。だから人は苦しむ。
苦しくて、切なくて、かなりツラい映画だったが、セリフが極限まで少ないだけ
に、セリフの1つ1つが際立っていた。
コメント