「八月の鯨」

2002年5月4日
『八月の鯨』
[The Whales Of August]
1987年【米】 監督 :リンゼイ・アンダーソン
男優 :ビンセント・プライス
:ハリー・ケリー・JR
女優 :ベティ・デイビス
:リリアン・ギッシュ
:アン・サザーン
:メアリー・スティーン・バーゲン


3人の老女と1人の老人が、夏の終わりに海辺の古びた家で、静かに語り合う。
ただそれだけなのに、素晴らしい。
庭の薔薇を紅白1本づつ切り、「人生は情熱の赤と真実の白がすべて」と語るセーラのセリフは、重みがあるのに、清冽だ。
「どうして埃ってつもるのかしらね・・・」掃除しながら呟くセーラ。
妙にこのシーンが心に残る。
生きていくから。つもった埃を払いながら、私たちは生きてゆくんですね・・・。

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