『リービング・ラスベガス』
【LEAVING LAS VAFAS】1995年・米
監督・脚本・音楽:マイク・フィギス
原作:ジョン・オブライエン
男優:ニコラス・ケイジ
女優:エリザベス・シュー

<ストーリー>

家族も仕事も失った、アル中のシナリオライター、ベンは、ロスを離れ、ラスベガスへ、人生を終わらせるためにやってくる。娼婦のサラと愛し合うようになるが・・・。スティングのジャズナンバーをバックに、荒涼とした悲しいラブストーリーが描かれる。

<感想>
刹那的な恋でありながら、普遍的で永遠の愛。
傷を舐めあう孤独な男女が破滅へ突き進むのは目に見えているのだが、ラストに、不思議な救いを感じたのは私だけだろうか。言葉どおり、“天使”サラに「昇天」させられてまさに、天国へ・・・・。
残されたサラが痛々しく、切なかった。

「愛」にはさまざまな形がある。まっとうな人生をドロップアウトし、未来を望まない同士にしかわからない愛の形だ。過去を訊かない。未来を語らない。今日という日だけを、喜びで満たしたい。
サラの愛は覚悟をともなった愛だ。

明るい部屋で、サラは誰に語っているのだろう。
サラはベンの心を救い、ベンはサラの未来を、もしかしたら救ったのかもしれない・・・

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