「白い犬とワルツを」(完全版)
2002年6月3日『白い犬とワルツを』(完全版)
【TO DANCE WITH THE WHITE DOG】1993年
監督:グレン・ジョーダン
原作:テリー・ケイ
出演:ヒューム・クローニン/ジェシカ・タンディ
<ストーリー>
57年間連れ添った妻が天に召され、面倒見のいい(よすぎる)子供たちに囲まれながらも、寂しさの癒えない老人。彼のもとに、ある日真っ白な犬がどこからともなく現れる。
<感想>
犬が「誰」なのかは、観客にはすぐ伝わるだろう。
ストーリーは、ファンタジーかもしれない。けれど、孫に老人が伝えようとしていることは、普遍の真理。命は終わらない。老木は朽ち、若木が育つ。
静かに、穏やかに人生の残りの日々を過ごす老人を淡々と描いた、それだけの映画だが、きっと何度も思い出すだろう。美しい風景とともに。
ジェシカ・タンディの大ファンで、「ドライビング・ミス・デイジー」や「フライド・グリーン・トマト」で見せてくれた愛くるしい老女ぶりを、この映画でも見事に演じていた。
ふと思う。映画の中でも、父親を愛するが故に、あまりにも心配しすぎて、父を束縛して自由を奪ってしまう。 老いた親を本当に愛するなら、1日でも長くベッドに寝て生きていられることの手伝いではなく、悔いの残らない日々を送らせてあげる手伝いをするべきではないだろうか・・・
映画に出てくる子供たちは、本当に父を愛してはいるが、世話をすることで、逆に精神的には父に寄りかかっている・・・・そんな気がした。生きていてくれさえすれば、とすがるような。
自分が、いざ老いた親と最後の日々を過ごす時が来たら、やはり悩むのだろう。
【TO DANCE WITH THE WHITE DOG】1993年
監督:グレン・ジョーダン
原作:テリー・ケイ
出演:ヒューム・クローニン/ジェシカ・タンディ
<ストーリー>
57年間連れ添った妻が天に召され、面倒見のいい(よすぎる)子供たちに囲まれながらも、寂しさの癒えない老人。彼のもとに、ある日真っ白な犬がどこからともなく現れる。
<感想>
犬が「誰」なのかは、観客にはすぐ伝わるだろう。
ストーリーは、ファンタジーかもしれない。けれど、孫に老人が伝えようとしていることは、普遍の真理。命は終わらない。老木は朽ち、若木が育つ。
静かに、穏やかに人生の残りの日々を過ごす老人を淡々と描いた、それだけの映画だが、きっと何度も思い出すだろう。美しい風景とともに。
ジェシカ・タンディの大ファンで、「ドライビング・ミス・デイジー」や「フライド・グリーン・トマト」で見せてくれた愛くるしい老女ぶりを、この映画でも見事に演じていた。
ふと思う。映画の中でも、父親を愛するが故に、あまりにも心配しすぎて、父を束縛して自由を奪ってしまう。 老いた親を本当に愛するなら、1日でも長くベッドに寝て生きていられることの手伝いではなく、悔いの残らない日々を送らせてあげる手伝いをするべきではないだろうか・・・
映画に出てくる子供たちは、本当に父を愛してはいるが、世話をすることで、逆に精神的には父に寄りかかっている・・・・そんな気がした。生きていてくれさえすれば、とすがるような。
自分が、いざ老いた親と最後の日々を過ごす時が来たら、やはり悩むのだろう。
コメント