『ムッソリーニとお茶を』1999年・尹&英
監督:フランコ・ゼフィレッリ
俳優:シェール


<ストーリー>
ファシズムが台頭しだす1930年イタリア。まだムッソリーニも、イギリス風に「ティー」を愉しむ紳士であった。そんな時代から物語は始まる。父に疎まれ施設で育った少年は、父の秘書であった英国人の老女にひきとられ、大切に育てられる。やがて、時代は世界大戦へと突入。イギリスはイタリアの敵国となり・・・

<感想>

個性豊かな「英国老婦人」たちのグループが物語の
核。芸術を愛し、礼儀と紅茶を何よりも大事にする
彼女たちの飄々とした生き方が可笑しくも、温かい。
ラストの山場、壁画を守ろうと命をかけるレディーたちに、心動かされる。
人間は、なにかを壊すために神に創造されたのではない。美しいものを創るために、創られたのだ。
そんな感想を持たせてくれる映画だった。

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