「トレーニング デイ」
2002年10月8日『トレーニング・デイ』
[Training Day]
監督:アントニー・フュークワー
2001年【米】 男優 :デンゼル・ワシントン
:イーサン・ホーク
<ストーリー>
麻薬捜査担当として数々の手柄を上げ、犯罪者たちに恐れられるベテラン名刑事アロンゾ
(デンゼル・ワシントン)。憧れのアロンゾと組むこととなり、自分の能力を示そうと躍起
になる新人ジェイク(イーサン・ホーク)。その最初の日(トレーニングデイ)、ジェイクは、正義と汚職の
境界線をいとも簡単に踏み越えるアロンゾの姿を目の当たりにする。
彼は命の危険を顧みずおとり捜査を決行するヒーローなのか。それとも腐敗した悪徳警官なのか。
<感想>
公式サイトの宣伝文句に、「彼(新人警官ジェイク)とあなたの正義が試される」とあったが、まさにその通り。アロンゾのあまりにカリスマ性に、翻弄されて、ジェイクと一緒に悩んでしまった。
ツケがきたというか、ヤキがまわったというかだが、「あれ」で、犯罪都市LAの麻薬事情は変わるのか・・? 今ひとつ、後味が悪いのはそこなんだろう。
かつては正義感に溢れていたというのは、本当なのだろか・・・次から次へと裏をかく行動に出るアロンゾなだけに、終わってみると、せめて信じたいそのセリフすら、ぼやけて聞こえる。
そして、「正義」とは結局何なのだ?
法律にのっとって正しい手順で逮捕した売人が心神喪失のフリをしてうまくムショを逃れたというあのくだりに、揺れた。
勿論、己の保身が目的だとわかってしまってからの展開は観客はジェイクよりの心情になるのだが、
この映画の凄いところは、相対する2人の信念が、
強烈な説得力を持っているからだろう。
ジェイクは、あの後、どうするのだろう。交通課に戻って小さくとも正しい正義と向き合う日々に戻るか?
あれは、何のトレーニングだっただろう。闇を知るトレーニング。闇を知った人間が、元に戻れるだろうか。
十数年後に、ジェイクも歪んでいくのではないか、と感じた観客も多いかもしれない・・・・・。
[Training Day]
監督:アントニー・フュークワー
2001年【米】 男優 :デンゼル・ワシントン
:イーサン・ホーク
<ストーリー>
麻薬捜査担当として数々の手柄を上げ、犯罪者たちに恐れられるベテラン名刑事アロンゾ
(デンゼル・ワシントン)。憧れのアロンゾと組むこととなり、自分の能力を示そうと躍起
になる新人ジェイク(イーサン・ホーク)。その最初の日(トレーニングデイ)、ジェイクは、正義と汚職の
境界線をいとも簡単に踏み越えるアロンゾの姿を目の当たりにする。
彼は命の危険を顧みずおとり捜査を決行するヒーローなのか。それとも腐敗した悪徳警官なのか。
<感想>
公式サイトの宣伝文句に、「彼(新人警官ジェイク)とあなたの正義が試される」とあったが、まさにその通り。アロンゾのあまりにカリスマ性に、翻弄されて、ジェイクと一緒に悩んでしまった。
ツケがきたというか、ヤキがまわったというかだが、「あれ」で、犯罪都市LAの麻薬事情は変わるのか・・? 今ひとつ、後味が悪いのはそこなんだろう。
かつては正義感に溢れていたというのは、本当なのだろか・・・次から次へと裏をかく行動に出るアロンゾなだけに、終わってみると、せめて信じたいそのセリフすら、ぼやけて聞こえる。
そして、「正義」とは結局何なのだ?
法律にのっとって正しい手順で逮捕した売人が心神喪失のフリをしてうまくムショを逃れたというあのくだりに、揺れた。
勿論、己の保身が目的だとわかってしまってからの展開は観客はジェイクよりの心情になるのだが、
この映画の凄いところは、相対する2人の信念が、
強烈な説得力を持っているからだろう。
ジェイクは、あの後、どうするのだろう。交通課に戻って小さくとも正しい正義と向き合う日々に戻るか?
あれは、何のトレーニングだっただろう。闇を知るトレーニング。闇を知った人間が、元に戻れるだろうか。
十数年後に、ジェイクも歪んでいくのではないか、と感じた観客も多いかもしれない・・・・・。
コメント