「クール・ドライ・プレイス」
2002年10月24日「クール・ドライ・プレイス」
【A Cool Dry Place】
1999年【米】
監督: ジョン・N・スミス
製作: ケイティ・ジェイコブス
ゲイル・マトラックス
脚本: マシュー・マクダフィー
俳優:ヴィンス・ボーン
ジョーイ・ローレン・アダムス
モニカ・ポッター
ボビー・モート
デボン・サワ
<ストーリー>
ラッセルは若くて有能な弁護士。ある日突然、妻が幼い息子を置いて家を出て1年半、シングル・ファーザーとして子育てに奮闘してきた。けれど、仕事と“母”の両立は楽じゃない。やがてシカゴの一流法律事務所を首になり、カンザスの片田舎で弁護士として働き始めたラッセル。ようやく、地元に住む女性との間に恋が芽生え、バスケット・ボールのコーチをしながら新しい人生を歩み始めたとき、妻が息子に逢いたいとやってきた……!!そして、ダラスの一流法律事務所から誘いがかかる。
<感想>
天職と思い打ち込んでいた仕事。かつて愛していた妻。美しく優しく、理知的な恋人。かけがえのない生き甲斐でありながら、同時に重荷でもあるように感じる幼い息子。それらの間に、主人公ラスは揺れ動く・・。実に、リアルな描写だ。監督は3児の父であり、子育ての苦労も喜びも知っているから描けた、という。
産みの親より育ての親、を地でいっていて先が読めてしまうのだが、それでも目を離せないドラマだった。
ただ、気になるのは、結局最後まで、なぜ妻が家出をしたのかが、ハッキリしないことである。ラスに責任のない、単なる妻の我侭だけが、幼子を苦しめた原因となると、妻ケイトにまったく共感の余地がない。子供はオモチャじゃないのだ。
そのぶん、ベスの魅力がひきたっていたが。
ベス役のジョーイ・ローレン・アダムスのいい女っぷりと、子役のボビー・モートに100点(笑
あまり日本で話題に上らなかった理由は、やはり、
リアルすぎて、「物語」としての華に欠けるところだろうか。ジョン・N・スミス監督は、もともとドキュメンタリータッチな作風の人だからなぁ。
(ミシェル・ファイファー主演の『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』など)
【A Cool Dry Place】
1999年【米】
監督: ジョン・N・スミス
製作: ケイティ・ジェイコブス
ゲイル・マトラックス
脚本: マシュー・マクダフィー
俳優:ヴィンス・ボーン
ジョーイ・ローレン・アダムス
モニカ・ポッター
ボビー・モート
デボン・サワ
<ストーリー>
ラッセルは若くて有能な弁護士。ある日突然、妻が幼い息子を置いて家を出て1年半、シングル・ファーザーとして子育てに奮闘してきた。けれど、仕事と“母”の両立は楽じゃない。やがてシカゴの一流法律事務所を首になり、カンザスの片田舎で弁護士として働き始めたラッセル。ようやく、地元に住む女性との間に恋が芽生え、バスケット・ボールのコーチをしながら新しい人生を歩み始めたとき、妻が息子に逢いたいとやってきた……!!そして、ダラスの一流法律事務所から誘いがかかる。
<感想>
天職と思い打ち込んでいた仕事。かつて愛していた妻。美しく優しく、理知的な恋人。かけがえのない生き甲斐でありながら、同時に重荷でもあるように感じる幼い息子。それらの間に、主人公ラスは揺れ動く・・。実に、リアルな描写だ。監督は3児の父であり、子育ての苦労も喜びも知っているから描けた、という。
産みの親より育ての親、を地でいっていて先が読めてしまうのだが、それでも目を離せないドラマだった。
ただ、気になるのは、結局最後まで、なぜ妻が家出をしたのかが、ハッキリしないことである。ラスに責任のない、単なる妻の我侭だけが、幼子を苦しめた原因となると、妻ケイトにまったく共感の余地がない。子供はオモチャじゃないのだ。
そのぶん、ベスの魅力がひきたっていたが。
ベス役のジョーイ・ローレン・アダムスのいい女っぷりと、子役のボビー・モートに100点(笑
あまり日本で話題に上らなかった理由は、やはり、
リアルすぎて、「物語」としての華に欠けるところだろうか。ジョン・N・スミス監督は、もともとドキュメンタリータッチな作風の人だからなぁ。
(ミシェル・ファイファー主演の『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』など)
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