「星降る夜のリストランテ」
2002年11月7日『星降る夜のリストランテ』 1998年イタリア、フランス
【La Cena】
監 督 エットレ・スコーラ
脚 本 エットレ・スコーラ
俳優:ファニー・アルダン
マリー・ジラン
ヴィットリオ・ガスマン
ジャンカルロ・ジャンジャーニ
ステファニア・サンドレッリ
<ストーリー>
とあるイタリア、ローマのレストラン、『アルトゥーロの店』。訪れる客は実にさまざま。それぞれがそれぞれの事情と思いを抱えてやってくる。常連の老詩人、親子連れやワケアリなカップル、さらに客目当ての売れない絵描きやアヤシイ魔術師までもが・・・。そこには人々の夢や希望、悩み、欲望、秘密が夜空に耀く星のようにちりばめられていた。
夕方の開店から深夜の閉店後までのレストランの「普通の夜」が温かい眼差しとシニカルな笑いで
描かれている。原題の"La Cena"はディナーを意味する。
<感想>
美しい中年の女主人、オーナーである夫、古参のシェフたちやウェイター、若く生意気なウェイター、
彼ら店の人間模様、そして、満員の店内で喜怒哀楽に満ちた会話を繰り広げる客たちの人生のかけら。
スピーディなイタリア語でシャレた会話のキャッチボール。実に楽しい映画。カメラワークも面白い。
それにしても、映画の最初から最後まで、場面転換なしで1つのレストランの中なのに、ドラマがギッチリで、見飽きない(笑)
こんなに、一瞬の沈黙もない映画も久しぶり・・・。だが、ラスト近く、女主人の姪の誕生祝いに演奏されるハープとフルートだけが響くシーン、それぞれの表情で聴きいる観客たち。映画の観客も、一休みできてよかった。
日本人は、合い席になっても、一言も話さず視線をそらせて食べることが多いように思うが、イタリア人は離れた席の会話や美女にまで口出す、手出す(笑)
イタリア留学が長かった友人に訊くと、そういうものらしい。1人で食事をしても、必ず、見ず知らずの誰かと話すことになるらしい。陽気な国民なのだろう。
キャストのフランス人数名は、口パクでセリフもアテレコだったらしい。見るからに「変な日本人」も、なぜかちゃんとイタリア語で話していた。やっぱり、外国における「ニホンジン」って、眼鏡をかけて、カメラをどこでもパシャパシャとって、子供は携帯ゲームに食事中でも夢中、スパゲッティにはケチャップと決めている、と思われているらしぃ(困惑
カルボナーラにケチャップはないだろう( ̄∇ ̄;)
このヘンのブラックさが許されちゃうあたりも、イタリアかも。
【La Cena】
監 督 エットレ・スコーラ
脚 本 エットレ・スコーラ
俳優:ファニー・アルダン
マリー・ジラン
ヴィットリオ・ガスマン
ジャンカルロ・ジャンジャーニ
ステファニア・サンドレッリ
<ストーリー>
とあるイタリア、ローマのレストラン、『アルトゥーロの店』。訪れる客は実にさまざま。それぞれがそれぞれの事情と思いを抱えてやってくる。常連の老詩人、親子連れやワケアリなカップル、さらに客目当ての売れない絵描きやアヤシイ魔術師までもが・・・。そこには人々の夢や希望、悩み、欲望、秘密が夜空に耀く星のようにちりばめられていた。
夕方の開店から深夜の閉店後までのレストランの「普通の夜」が温かい眼差しとシニカルな笑いで
描かれている。原題の"La Cena"はディナーを意味する。
<感想>
美しい中年の女主人、オーナーである夫、古参のシェフたちやウェイター、若く生意気なウェイター、
彼ら店の人間模様、そして、満員の店内で喜怒哀楽に満ちた会話を繰り広げる客たちの人生のかけら。
スピーディなイタリア語でシャレた会話のキャッチボール。実に楽しい映画。カメラワークも面白い。
それにしても、映画の最初から最後まで、場面転換なしで1つのレストランの中なのに、ドラマがギッチリで、見飽きない(笑)
こんなに、一瞬の沈黙もない映画も久しぶり・・・。だが、ラスト近く、女主人の姪の誕生祝いに演奏されるハープとフルートだけが響くシーン、それぞれの表情で聴きいる観客たち。映画の観客も、一休みできてよかった。
日本人は、合い席になっても、一言も話さず視線をそらせて食べることが多いように思うが、イタリア人は離れた席の会話や美女にまで口出す、手出す(笑)
イタリア留学が長かった友人に訊くと、そういうものらしい。1人で食事をしても、必ず、見ず知らずの誰かと話すことになるらしい。陽気な国民なのだろう。
キャストのフランス人数名は、口パクでセリフもアテレコだったらしい。見るからに「変な日本人」も、なぜかちゃんとイタリア語で話していた。やっぱり、外国における「ニホンジン」って、眼鏡をかけて、カメラをどこでもパシャパシャとって、子供は携帯ゲームに食事中でも夢中、スパゲッティにはケチャップと決めている、と思われているらしぃ(困惑
カルボナーラにケチャップはないだろう( ̄∇ ̄;)
このヘンのブラックさが許されちゃうあたりも、イタリアかも。
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