『ジャック・フロスト パパは雪だるま』【JACK FROST】1998年・米
監督:トロイ・ミラー
俳優:マイケル・キートン(ジャック・フロスト、パパ)
   ケリー・プレストン(ギャビー・フロスト、ママ)
   ジョセフ・クロス(チャーリー・フロスト、息子)

<ストーリー>
ジャック・フロスト−−−凍るような寒さをもたらす民話上の怪物。でも、この物語のジャックはアマチュアロックバンド”ジャック・フロスト”のボーカルにして優しいパパ。でも音楽に夢中で、ちょっと家庭を顧みないところがあるのが玉に傷。そんなパパが、今度こそは約束を守ろうと息子チャーリーと愛妻ギャビーの
待つ山荘に向かう途中、事故死してしまうところから物語は始まる。
一年後、奇跡が。ジャックはチャーリーの作った雪だるまとなって復活したのだ。息子と楽しい時間を過ごすジャック。だが一方で、何も知らない母や父の親友は、雪だるまに話しかけてばかりで、夢中だったホッケーもやめてしまったチャーリーを心配しはじめる・・・。

<感想>
家族でクリスマスに観るのに是非、オススメ!ラストはやっぱり悲しくて、我が家の子供たちは涙が止まりませんでしたが、悲壮なものではなく、とてもハートフルな温かい涙に包まれる、そんなステキな物語です。
子供だましのファンタジーなどと侮ってはいけません。パパのトバすジョークは大人も爆笑もの。そして、父親としての苦悩をほろ苦く演じて、まさにマイケル・キートンはまり役です。

たっぷりの笑い、ドキドキするアクション、心の底まで温まりそうな夫婦のラブシーン。雪だるまという、時期がくれば溶けて消えてしまう存在だからこそ、一瞬一瞬をいとおしむ父子の時間の切なさ・・・。素敵な映画だと思います。

現代社会の閉塞した「家族」に対する苦笑いも、雪だるま、という異形のものとの邂逅を通して描くことでさりげなく採りこまれているようにも感じました。

★心に残るセリフ
「どんなパパだって、いないよかマシさ。」(父の顔を知らないイジメっ子)

「やっと、父親らしいことをしてやれたな。」(ジャック)

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