『ジングル・オール・ザ・ウェイ』【JINGLE ALL THE WAY】 1996年・米
監督:ブライアン・レバント
原案:クリス・コロンバス
製作:クリス・コロンバス
   マーク・ラドクリフ
   マイケル・バーナサン
脚本:ランディ・コーンフィールド
俳優:アーノルド・シュワルツェネッガー(ハワード)
   シンバッド(マイロン)
   リタ・ウィルソン(リズ)
   ジェイク・ロイド(ジェイミー)
   フィル・ハートマン(テッド)
   ロバート・コンラッド(ハメル)
   ジェームス・ベルーシ(サンタ姿の密売人)

<ストーリー>
正義の味方ターボマンは今、子供たちに最も人気のあるテレビ番組のヒーローだ。
8歳のジェイミーにとっても憧れの存在。ワーカホリックのパパは、いつも息子と、できない約束をしては破ってばかり。
クリスマスも近づいたその日も、息子のカラテ昇段式を見に来るはずだったのに、結局間に合わなかった。怒って口もきいてくれない息子に、「クリスマス・イブには何でも欲しいものを買ってあげるから」。と謝まりご機嫌をとろうとするパパ。ジェイミーはターボマン人形が欲しいとねだる。何も知らないパパは、人形ひとつで済むのならと、ホっとして安請け合いしてしまう。そしてクリスマスイブの朝。妻に「当然、人形は買ってあるわよね。」と念を押され、血の気がひくハワード・・・・。口約束だけで、またしても
完全に息子との約束を忘れていたのだ。家族には「会社に置き忘れてきたからとってくる」と言い訳をし、猛ダッシュで街のオモチャ屋さんに。しかし!空前の人気商品、ダーボマン人形は、ずいぶん前からどこの店でも品切れだという。同じ境遇のおとーさん、マイロンと先を争い、妨害にあいながらもパパはめげず、街じゅうを探す!探す!探す!!!!
刻々と、息子とのもう1つの約束、「クリスマスパレードを一緒に見る」時間が近づいてくる! あちこちで引き起こした騒動のおかげで、警察にも追われる身になったパパ、ああ、万事休す!?

<感想>
「ホーム・アローン」を監督したクリス・コロンバス製作による、
愛する息子のために何とか品切れの人形を手に入れようと苦闘する父親の姿を、荒唐無稽の展開で描いたアクション・コメディ♪

娯楽作品として、とてもいい仕上がりになっている。家族の絆を描いたほのぼのコメディ・・・などではなく、ハラハラドキドキ、展開が面白いし、ラスト、予想もしなかった方法でターボマン人形を手にいれることになる展開も、可笑しい。
妻リズに気のある隣人のシングルパパ、テッドもいい味を出していて、笑わせてくれる。シュワちゃんが大真面目に周囲の迷惑おかまいなしに暴れまわるあたり、ありえない(大人としてあっては困る)行動なだけに、映画でカタルシスを味わえて、個人的には気に入っている。

アメリカの商業主義クリスマス(サンタの赤い衣装も、もともと、コカコーラ社の広報が発案して、あっというまに広まった)への皮肉もたっぷり。
「もうサンタさんにお願いしたからいいんだ」という息子に、
「サンタさんは世界中の子供にプレゼントしなきゃならないから、
大変なんだ。パパがお手伝いしなきゃ。・・・・それで、何が欲しいんだい?」と冷汗ダラダラで尋ねるパパに苦笑させられる。

奇跡も魔法も何にもない、人間くささと汗くささがプンプンする
ドタバタコメディー。休日に家族で(あまり小さい子供には、夢を
壊すのでおすすめできない)くつろいで楽しむのに相応しいビデオといえるだろう。

タイトルロールの後に、ワンシーン入るので、最後まで観ることを
オススメします。

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