『モンスターズ・インク』 【MONSTERS, INC. 】 2001年・米

監督: ピート・ドクター
共同監督 :リー・アンクリッチ
     :デヴィッド・シルバーマン
脚本 :アンドリュー・スタントン
音楽 :ランディ・ニューマン

声優:ジョン・グッドマン/石塚英彦(ホンジャマカ)@サリー
ビリー・クリスタル/田中裕二(爆笑問題)@マイク
   メアリー・ギブス/井上愛理@ブー
   スティーブ・ブシェーミ/青山穣@ランドール
   ジェームズ・コバーン/大平透@社長
   ジェニファー・ティリー/高乃麗@セリア
   ボブ・ピーターソン/磯辺万沙子@ロズ

ここは、モンスターズ株式会社。モンスターシティの貴重なエネルギー源(=電源)である子供の悲鳴を集めるのが、モンスターズ社の仕事。そして、モンスターズ社のエリート中のエリートが、悲鳴獲得ポイントNO.1の怖がらせ屋、サリーことジェームス・P・サリバンだ。技術者であるパートナーで大親友のマイク・ワゾウスキとのコンビも完璧。一目見ただけでビビってしまう恐ろしいルックスと、日々の厳しい訓練の成果である脅かしテクニックを駆使し、次々と子供の悲鳴でエネルギー缶を満タンにしていく。
そのモンスターシティには、決して破ってはいけないルールがある。モンスターにとって人間の子供は触れただけで死ぬくらい有毒だと信じられており、子供はもちろんのこと、その持ち物・・・靴下一枚でもモンスターシティに持ち込む事は禁止されているのだ。
実はモンスターの方こそ、子供たちを心底怖がっていたわけである。
ところが事件が起こる。忘れ物をとりに1人仕事場に戻ったサリーが見つけたものは、こっちの世界に入りこんでしまった人間の女の子!CDA(子供検疫局)に知られれば想像もつかない大騒動になる。サリーとマイクはひとまず自分たちのアパートに“それ”を連れて帰る。マイクが必死に解決策を練る間、サリーは自分を「にゃんにゃん」と呼んで怖がりもせずなつく彼女の子守りをする。この子は、見知らぬ世界でたったひとりぼっち・・・。情が移ったサリーは、「ぶーぶー」赤ちゃん言葉のこの子にブーと名前をつけるのだった。
助けられるのは、自分たちしかいない。サリーとマイクは、なんとかしてこっそりこの子を元の世界に帰してやろうとするのだが、570万個ものドアのストックの中から、内緒でブーのドアを呼び出すのは容易なことではない。しかも、この“事件”には裏があったのだ。モンスターズ社に渦巻く巨大な陰謀にサリー&マイクとブーは巻きこまれていくのだった-----。

<感想>
ディズニー・ピクサーのフルCGアニメーション作品。
素直に楽しめる実に良心的な映画だ。吹き替え版は、子供たちも
大喜び。
純真無垢な幼いブーは、根っからの“怪物”ランドールと、巨体でも心優しきサリーの違いを本能で区別できるのだろう。肉体派(笑)のサリーと、頭脳派のマイクの名コンビの活躍は、大人でもワクワクさせられる。
モンスターたちも、リアルな映像なわりに、生理的嫌悪感を抱かせるようなキャラはおらず、ギリギリの気色悪さとコミカルさが
絶妙にマッチしている。
なんといっても、ブーの可愛さがいい。“子供”でも、ペラペラお喋りするような年齢ではなく、2歳前後のヨチヨチ歩きというのが
実にいい。
心温まるラスト、スピーディでスリリングな展開、ジョークの効いた会話、愛すべきキャラたち、何度観ても、笑顔になれる作品だ。

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