「バンディッツ」(アメリカ映画)
2003年1月28日バンディッツ
【BANDITS】2001年・米
監督:バリー・レビンソン
脚本・製作総指揮:ハーレイ・ベイトン
俳優:ブルース・ウィリス(ジョー)
ビリー・ボブ・ソーントン(テリー)
ケイト・ブランシェット(ケイト)
トロイ・ガリティ(ハーヴィー)
ボビー・ストーレン(人気キャスター)
<ストーリー>
オレゴン州立刑務所。キレやすい行動派のタフガイ、ジョーは、作業中のミキサー車を見て咄嗟に思いつき、不意打ち奪取。ものの勢いで助手席に乗り込んでしまった、気弱だけど頭はキレる親友テリーと共に鉄柵を蹴散らし、まんまと脱獄に成功する。
メキシコでのホテル経営を実現させる資金づくりのため、ジョーとテリーは銀行強盗を決意するが、リスクが高すぎる。そこでテリーが、最も静かで安全な、ある方法を考え出した。計画はこうだ。強盗決行前夜に支店長の家にお邪魔して一家を脅し、仲良く夕食を食べ、その家に泊まる。翌朝、行員が出社する前に支店長を連れて銀行へ。大金を引き出してもらう、というわけ。
最初の犯行はコレで成功するが、全米のメディアに取り上げられ、“お泊まり強盗”として注目の的になり、犯罪ドキュメンタリーでは毎週大特集。
そんな二人の前に、夫との家庭生活に失望した主婦ケイトが現れる。つきまとうなと拳銃を突きつけられても恐がるどころか、「自殺したいとこだったの!」と迫るケイトに呆れるテリー。惚れてしまうジョー。この事件がきっかけで、タイクツな日常からの脱出を夢見るケイトがジョーとテリーの仲間に加わった。表向きには「人質」ということで。
ジョーの従兄弟でスタントマン志望のハーヴィーを“運び屋”として加えた彼ら4人の犯罪ツアーは次々に成功、ジョー&テリー、ケイトは、クールでイカしたバンディッツ(悪党)&悲劇のヒロインとしてマスコミや世間の人気者に。
しかし、ケイトがジョーとテリー、二人の男を同時に愛し、愛されてしまったことから、歯車が狂っていくのだった・・・・。
カリフォルニア。最後の大計画、小細工なしの“真正面から銀行強盗”に挑んだ彼らの運命や、如何に!?
<感想>
これは面白い!痛快でロマンティック、衝撃で笑撃のラスト。
はりつめた緊張感と、ツっこみたくなる間抜けさの絶妙なバランスが心憎い。
登場人物のキャラクター設定がステレオタイプではあるが、はっきりしているのが成功の理由だろう。ワルは複雑な人間じゃつまらない。
ブルース・ウィリス演じるジョーは、短気で怒ると手がつけられない、筋肉ムキムキ男。でも、愛読書は孫子や老子。
ビリー・ボブ・ソーントン(ブルース・ウィリスのたっての希望で、『アルマゲドン』のコンビが再び組めたという)演じるテリーは、自分を重病人だと思いこんでる神経症の気弱な男。でも、知識と頭脳はズバ抜けてるし心優しき紳士。
ケイト・ブランシェット演じるケイトは、リッチな家庭の主婦だが、夫は仕事中毒、ちっともかまってくれなくて欲求不満、スリルを求めて家出しちゃう美人妻。歌がダイスキだが、強烈音痴。
陰が薄そうな“運び屋”ハーヴィーも、夢と惚れた女のコを追いかける執念で笑いをとっているし、彼の活躍なしにはこの計画はあり得ない。トロイ・ガリティがすっとぼけたハンサム君をお茶目に演じている。
犯罪者コンビがメディアの人気になってしまうのは洋画にはよくある展開だが、こやつらはそのメディアを逆手にとってしまうところがナイス。
人質にされる皆さんの個性も豊かで楽しめること間違いなし。
【BANDITS】2001年・米
監督:バリー・レビンソン
脚本・製作総指揮:ハーレイ・ベイトン
俳優:ブルース・ウィリス(ジョー)
ビリー・ボブ・ソーントン(テリー)
ケイト・ブランシェット(ケイト)
トロイ・ガリティ(ハーヴィー)
ボビー・ストーレン(人気キャスター)
<ストーリー>
オレゴン州立刑務所。キレやすい行動派のタフガイ、ジョーは、作業中のミキサー車を見て咄嗟に思いつき、不意打ち奪取。ものの勢いで助手席に乗り込んでしまった、気弱だけど頭はキレる親友テリーと共に鉄柵を蹴散らし、まんまと脱獄に成功する。
メキシコでのホテル経営を実現させる資金づくりのため、ジョーとテリーは銀行強盗を決意するが、リスクが高すぎる。そこでテリーが、最も静かで安全な、ある方法を考え出した。計画はこうだ。強盗決行前夜に支店長の家にお邪魔して一家を脅し、仲良く夕食を食べ、その家に泊まる。翌朝、行員が出社する前に支店長を連れて銀行へ。大金を引き出してもらう、というわけ。
最初の犯行はコレで成功するが、全米のメディアに取り上げられ、“お泊まり強盗”として注目の的になり、犯罪ドキュメンタリーでは毎週大特集。
そんな二人の前に、夫との家庭生活に失望した主婦ケイトが現れる。つきまとうなと拳銃を突きつけられても恐がるどころか、「自殺したいとこだったの!」と迫るケイトに呆れるテリー。惚れてしまうジョー。この事件がきっかけで、タイクツな日常からの脱出を夢見るケイトがジョーとテリーの仲間に加わった。表向きには「人質」ということで。
ジョーの従兄弟でスタントマン志望のハーヴィーを“運び屋”として加えた彼ら4人の犯罪ツアーは次々に成功、ジョー&テリー、ケイトは、クールでイカしたバンディッツ(悪党)&悲劇のヒロインとしてマスコミや世間の人気者に。
しかし、ケイトがジョーとテリー、二人の男を同時に愛し、愛されてしまったことから、歯車が狂っていくのだった・・・・。
カリフォルニア。最後の大計画、小細工なしの“真正面から銀行強盗”に挑んだ彼らの運命や、如何に!?
<感想>
これは面白い!痛快でロマンティック、衝撃で笑撃のラスト。
はりつめた緊張感と、ツっこみたくなる間抜けさの絶妙なバランスが心憎い。
登場人物のキャラクター設定がステレオタイプではあるが、はっきりしているのが成功の理由だろう。ワルは複雑な人間じゃつまらない。
ブルース・ウィリス演じるジョーは、短気で怒ると手がつけられない、筋肉ムキムキ男。でも、愛読書は孫子や老子。
ビリー・ボブ・ソーントン(ブルース・ウィリスのたっての希望で、『アルマゲドン』のコンビが再び組めたという)演じるテリーは、自分を重病人だと思いこんでる神経症の気弱な男。でも、知識と頭脳はズバ抜けてるし心優しき紳士。
ケイト・ブランシェット演じるケイトは、リッチな家庭の主婦だが、夫は仕事中毒、ちっともかまってくれなくて欲求不満、スリルを求めて家出しちゃう美人妻。歌がダイスキだが、強烈音痴。
陰が薄そうな“運び屋”ハーヴィーも、夢と惚れた女のコを追いかける執念で笑いをとっているし、彼の活躍なしにはこの計画はあり得ない。トロイ・ガリティがすっとぼけたハンサム君をお茶目に演じている。
犯罪者コンビがメディアの人気になってしまうのは洋画にはよくある展開だが、こやつらはそのメディアを逆手にとってしまうところがナイス。
人質にされる皆さんの個性も豊かで楽しめること間違いなし。
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